チニに恋して Archives

”チニに恋して”Yahoo!ブログ時代の過去記事です。

ファン・ジニのみどころです。

今回は私が思うファン・ジニの見所をご紹介します。

思いっきりネタバレでご紹介しますので、まだ観ていない方はご注意下さい。


やっぱり後半の見所は前回ご紹介したチャン大使とのやり取りが最初ですね。

続いて師匠ペンムとの別れですかね。
あれ程、ペンムに反抗していたチニですが、実のところはやっぱり師匠として尊敬していたんですね。
その反動がキム・ジョンハンとの逃避行に繋がってゆきます。

私個人的に一番の見所は、王様の前で死を覚悟して踊ったところに始まり、王様の前に引きずり出された
このシーンからです。



そちは 大したものだ。 余よりも立派だ。



20年前 余は王妃を見捨てた。 されど王妃は 薄情な仕打ちに恨み言一つ、言わなかった。
ただ遠くに見えるあの岩にチマを…。 余が好んだ薄紅のチマをかけ 人知れず涙を流した。
数え切れぬ日々を独りで耐えながら どれだけの涙を流したことであろうか。
されど 余は一度も ただの一度も王妃の涙を ぬぐってやれなかった。



王様。



しかるにそちは女人の身で…。 まことに見上げた勇気だ。 その心意気は男にも劣らぬ。
そちは今日、世を去った。 無念のあまり、獄中で自らの命を絶ったこととする。



王様。
そして、キム・ジョンハンも 責め苦に耐えられず息絶えたこととしよう。



国王たる者が法に背くわけにはいかぬ。 そちたちを救うにはこうするしかないのだ。



王様。



王妃を守ることはできなかったが そちらの、けなげな縁は守ってやりたい。
すぐに、ここを離れ、以前にも増して深く身を隠すのだ。
誰にも見つかってはならぬ。 その尊い縁を守り続けよ。



できません。



何と?



温情あるお計らいには感謝いたしますが、仰せには従えません。
自害せよとの命ならば、迷わずお受けいたします。
しかし、王様のご慈悲を賜り、生きることが許されるならば 教坊に戻らせてください。



教坊に?



さようにございます。 教坊に戻り、妓生の道を歩み続けたいのです。
ならば、礼曹判書との縁はこれまでだぞ。



覚悟はできております。

いや~、本当にここは泣けますね。

王様の粋な計らいにも係らず、愛するの人のこれからを思いやり、自ら辛い選択をする。
これって、即ちペンムの言っていた「芸の道」そのものですね。


逃避行中の礼曹判書の辛い部分も観てきて、これで終わらせるべき人物ではないと考えるから
言えるんでしょうけど…。

だからと言って、自分に振り返って考えた時に同じ事が出来る自信がありませんね。

そんなチニの本当の優しさと思いやりを感じさせてくれる一番のお気に入りのシーンです。

如何でしたでしょうか?ちょっとネタバレし過ぎたかな。

次のファン・ジニは、このドラマの「もう一つの愛について」書こうと思いますのでお楽しみに!!

kazySUS